ご機嫌さん

単純に毎日幸せを感じて、ネガティブな思考や現実に引っ張られないように過ごすには、”ご機嫌さん”でいることです。

そうは言っても、自分にとって嫌なことがあったり、不安な将来を考えたり、過去のネガティブな思い出を思い出したりすると、なかなかご機嫌さんのままというわけにはいきません。

では、どうすればいいか?

1️⃣ まずはリラックス。ゆっくり呼吸し、体の力を抜く。

2️⃣ その次にネガティブな感情を感じ切って、手放す。感情に蓋をしない。

3️⃣ 自分の中にある価値観をチェックし、これも手放す。善悪や良し悪しの判断がネガティブ感情の素を生み出すから。自己否定しない。

これの繰り返し。

特に3️⃣は難しいと思います。価値観は親、先生、社会の常識などから植え付けられたもので、自分が何か悪いことをした結果ではないので、どんな価値観であれ、自己否定する必要はありません。

また、一般的に常識と言われている価値観は、なかなか手放すことができません。

例えば、知り合いが高級外車を買って、羨ましい、悔しいと思ったとします。

特に相手があまり好きではない人の場合、ネガティブさが増します。

それでは、ご機嫌さんではいられません。

そこで、リラックスし、感情を手放しても、価値観が変わらなければ、そのうち、似たようなことが再び発生します。

じゃあ、その価値観とは何なのか?

この場合、”高級外車を買えるようなお金持ちしか幸せになれない”、”高級外車に乗れるような人が上で、国産車は下”とか、お金にまつわる価値観です。

相手を上、自分を下と見てしまったから、苦しくなります。

でも、もし高級外車を自分が持ったら、優越感だけで終わるでしょうか?

傷をつけないよう、運転に気を遣ったり、盗難や悪戯の心配もしないといけません。

高級外車に興味がない人に自慢した場合、優越感は得られませんし、反対に相手にマウントを取り返されると、腹が立つでしょう。

優越感が得られた場合でも、人生で数回、しかも一瞬の出来事です。数時間後にはその優越感はどこかに消えています。こういう幸せは刹那の幸せ、一瞬の幸せ、享楽的な幸せであって、不幸とセットです。

他人と比較しないと得られない幸せは偽物です。

だから、そんな価値観は捨ててしまっても構わないのです。