考え方の癖

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自分が考えていることに注意を向けていると、いつも ”これは良いことだろうか、悪いことだろうか?” と考えていることに気が付きます。

子供の時から、良いことと悪いことを区別しなさい、正解を選びなさいなどど教え込まれたからです。

ネットのニュースを見ると、芸能人や有名人を批判する記事も多く、それに反論する記事もあります。

自分はいつも正しい方にいたい、正しい人でありたい、そうして他人に認められたいと思っていると、他人に対して批判的になります。

自分に対しては、いつも言い訳するようになります。

人に対して言い訳しているのではなく、誰も周りにいなくても、自分の中で言い訳するようになります。

これは自分を守る行為です。 自己否定しようとする自分から自分を守っています。

こういう状態は不満だらけになって、幸せを感じることができません。

批判している自分、言い訳している自分に気づいてください。

そして、物事には良いも悪いもない、言い訳する必要もないと思えるようになると、起きてくる出来事にいちいち心が揺さぶられることが少なくなってきます。

より良く生きていくには、良い悪いを決めて、良い方を選ばなければいけないと思い込んでいるだけです。

これが考え方の癖です。

この癖のおかげで、受け入れられないこと、つまり、悪いと認定したことが存在するようになります。

自分が ”これは悪いことだ” と認定したことに触れると、ストレスになります。

ストレスの元を作っているのは他人ではなく、自分です。 自分が、これは悪いことだと判定したことにより作られます。

違う立場、相手の立場に立って物事を見れるようになると、良いも悪いもなく、それぞれの立場で発言や行動していることに気づきます。

自分が相手の立場であれば、同じことをするかもしれません。

癖というのは、意識せずともやってしまいます。

だから、自分が考えていること、感じていることに常に意識を向けて、自分の考え方の癖を知ることが、ストレス軽減に繋がります。