罪悪感

このブログを読んでくださり、ありがとうございます。

罪悪感というのは、かなり心の深いところに潜んでいます。

人に悪いことをした、人を傷つけたとか、後悔している状態です。

この罪悪感によって、自分に対して呪いをかけている状態でもあります。

自分はこんなに悪いことをしたんだから幸せになってはいけないとか。

すでに相手に謝ることができない場合、その呪いは自分の考え方を変えない限り、ずっと続きます。

たとえ謝ったとしても、相手の態度を見て、自分を呪い続けることもあります。

こうなると、自然と自分が幸せにならない方に舵を切ってしまいます。

楽をしてはいけない、もっと頑張らないと、もっと我慢しないと、と思うようになって、不幸のループから抜けられません。

それで自分が納得できるなら、それでも良いでしょう。

でも、相手が思っていることと、自分が思っていることは必ずしも同じではありません。

友達や家族と昔の話をすると、お互いの認識が全く違っていたなんてことはよくあります。

また、塞翁が馬の話にもあるように、出来事に良いも悪いもありません。

一瞬を切り抜いたら悪いことと感じることも、人生全体から見ると、その経験があったからこそ今の自分があって、嫌な経験があったからこそ新しい人生に踏み込めたとか、ただの人生ドラマの1シーンでしかないことがわかります。

それは相手にとっても自分にとっても同じです。

だから、自分に呪いをかける必要はありません。

罪悪感があるということは、そこには良い悪いの判断基準があるということです。

また、自分が何に反応するかは、自分の価値観の問題です。

相手にも同じことが言えます。

その人がどう思うかは、その人の責任です。

それを心配して、自分が気を病む必要はないのです。

でも、なかなかそんな風には思えないでしょう。

罪悪感を感じるなら、まずは良いも悪いもない、正解も間違いもない、成功も失敗もない、という考え方に慣れましょう。

人間社会には、良いことと悪いこと、正解と間違い、成功と失敗があるから、良いこと、正解、成功することを選びましょうと教え込まれてきただけです。そうしないと幸せに慣れないと教え込まれただけです。そんなものは本当はないのに。自分らしく生きてはいけないと教え込まれただけです。

罪悪感がある人は、自分を許していないので、悪いことをした他人も許せないでしょう。

許せないもの、受け入れられないものが多いほど、幸せを感じることは難しくなります。

良い悪いはないので、どんな自分であろうが、自分を許し、自分を受け入れましょう。