生まれる前の世界
若い頃、幽霊に金縛りをかけられました。
妹も同じ体験をし、その時に見えた光景が同じだったので、幽霊と確定しました。
幽霊は肉体を持たない存在。
でも、その時ははっきりと手だけが見えました。
死後の世界があるのは間違いありません。
死とは、肉体から魂が離れる現象であって、それで全てが消え去るというわけではないようです。
死後の世界があるということは、生まれる前の世界もあるということでしょう。
生まれる前の記憶を持っている人が稀にいるようですが、生まれる前に人生において何を体験したいのかを決めて、どの親の元に生まれるかも自分で決めてからこの世に生まれてくるようです。
でも、大抵の人はそれを全部忘れています。
ということは、人生において ”それ” を思い出すことって重要なんじゃないかと思います。
それが ”自分らしさ” を取り戻すことだと思います。
社会に馴染むという言葉がありますが、それは自分らしさを消すことと等しいのだと思います。
だから苦しい。
その苦しさを跳ね除けて、努力して、頑張って生きることが正しいと教えられてきたと思うのですが、その先に幸せはありませんでした。
頑張った分の小さな成果はありますよ。
でも、それを幸せと言えるかと聞かれたら、答えはNoです。
50年以上生きてきた僕がこんなことを言うと、若い人たちには夢も希望もないように思えるかもしれませんが、それは違います。
苦しさはお知らせです。
自分が生まれてくる前にこの世界でしたかったことは、苦しむことではないはずです。
稀にそういうどMの人もいるかもしれませんが。
この世界を楽しみたかったはずです。
だから、苦しさを感じているというのは、”そうじゃないよ” というサインに違いありません。
その場合、そこから逃げるのもアリなのですが、仕事が嫌だから、勉強が嫌だからと簡単にはやめれませんよね。
まずは自分と向き合って、なぜ苦しいのかを考えてみましょう。
自分の思い込みが原因となっている場合が多いでしょう。
”こうするべきだ”、”こうしなくてはいけない”、”こんなことしてはいけない” とか。
それらは子供の時から刷り込まれた考え方です。
それを破ったからといって死ぬわけではありません。
人に迷惑をかけてはならないと思うのは当たり前ですが、その人が迷惑と思うかどうかはわかりません。
逆に、喜んでもらえると思ってやったことが、全く喜んでもらえなかったことを体験した人も多いでしょう。
他人がどう感じるかはわかりません。
その人の価値観によって変わります。
だからたとえ相手が怒ったとしても、自分に悪意がない限り、それはその人の責任です。
もっと気楽に生きていいんです。
気楽に生きると、自分らしさを取り戻せるはずです。