忙しい

このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

僕は人に会った時、会話の最初に「忙しい?」って聞くことが多いです。

会話の入り口というだけの意味でもありますが、相手の精神状態を知りたいと思って無意識にこの言葉をかけてしまいます。

僕がこれを聞かれた時は、”暇です” とよく答えていました。

会社でまともな人はそんなに忙しくない状況でも、そんなことは言いません。

”暇=仕事をしていない人”と思われるのが嫌だからでしょう。他人にどう思われるかを心配する気持ちです。

働かざる者食うべからずという脅し文句が示している通りです。

”忙しい” という漢字は、”心を無くす”と書きます。

左側のりっしんべんは、心という感じが変形してできたもので、右側は文字通り、亡くなるということです。

古代の漢字を考えた人は天才ですね。

忙しいと心に余裕がなくなるし、豊かさを感じることができなくなります。

とても大事なことなんですが、大人になるとそれを忘れてしまします。

会社にいると、”忙しいことは良いことだ” という人が結構います。

それは、忙しい時というのは、仕事があるということ、そしてお金が入ってくるということ、だから忙しいことが良いことだと思っています。

生きていく上でお金も大切ですが、心を失って本当の幸せを感じられなくなってしまうのは本末転倒です。

でも、現実的には、お金がなくなるという恐怖、収入が途絶える不安の方が勝ってしまいます。

人それぞれ経済的な理由があるにせよ、心に余裕を持つことが本当の豊かさにつながります。

引き寄せの法則というのがありますが、それに照らし合わせると、”忙しくしていなければならない” という信念があると、”忙しい” 現実を引き寄せます。

”お金が欲しい”と思っていると、”お金が足りない”現実を引き寄せます。

”欲しい”という状況を引き寄せるということです。

ということは、”足りない”という現実がやってくるということ。

足りてしまえば、欲しいとは思いませんからね。

逆に言うと、”満足している”と思えば、満足した現実になるということです。

”足るを知る” ということです。

自分にとっての本当の幸せとは何かということは、子供の頃の心を思い出すことで思い出せるようになります。

忙しい人は、ちょっとリラックスして、忘れてしまった子供の頃の幸せを思い出してみてはどうでしょう。