人間怖い

ある女性アイドルグループでのアンケートで、怖いものは?という質問に対し、一番多かった回答が ”人” でした。

大抵、人は理解できないもの、わからないものを怖いと思います。

何をされるかわからないので。 自己防衛本能ですね。

心理学とかマインドフルネスとかのアドバイスでは、人と積極的に話そうとか、自分の思いを表現しようとか、親友を作ろうとかの解決法を提示していますが、そんなの無理です。

そんなことができるのは、最初から人なんて怖くない人。

だからどうしたら良いのか?

僕の答えは ”自分と向き合うこと” です。

他人のことがわからないのは、自分のことがわからないから。

まずは24時間一緒にいる”自分”のことを知ること。

そしてどんな自分も認めてあげること。

嫌な自分を発見しても自分を拒絶しないこと。

嫌な自分が存在するのは、価値観があるから。

良い悪いの判断基準があるから。

だから、価値観も手放さないと、嫌な自分ばかり目について、嫌な自分を正当化するために自分に言い訳して、自分を拒絶して、その結果、自分を嫌いになります。当然、嫌な面を持っている他人も嫌いになります。

自分を知って、自分を受け入れて、自分と仲良くなれば、他人とも仲良くできます。

自分を知るには、自分を感じること。

自分が今、何を感じているのか、何を思っているのか、いつもそれを意識すること。

普段は、無意識にいろんなことをしているので、自分の感覚に気付けません。

無意識でやっていることに意識を向けましょう。

無意識に我慢していること、無意識にネガティブな感情を出していることとか。

自分を知って、自分の嫌な部分も受け入れると、自分と仲良くなれます。

最初は受け入れられない部分がたくさんあると思います。でもそれは、価値観があるからです。

我慢しないといけない、努力しないといけない、親切にしないといけない、世間体が大事とかの価値観。

それらは支配者に都合がいい価値観であって、自分を幸せにしない価値観です。

価値観を捨てて、どんな自分も受け入れられるようになると、だんだん他人の行動や言動に悪意がないのがわかってきます。

ああ、あの人もストレスがあるからあんなことしたんだなとか、ネガティブな考え方をしているからああするしかなったんだなとか、今までなんでそんなことするの?と思っていたことの裏側が見えてきます。

そうなると、人が怖くなくなります。

外に向かって何かをするのではなく、自分の内側を変えれば、問題は解決します。