多角的な視点

このブログを読んでいただき、ありがとうございます。

物の見方が単純な場合、幼稚な感じがしませんか?

例えば、ニュースでこんな酷い事件がありました、犯人はこの人です、なんて報道があると、単純に ”なんて悪い奴だ” と思うでしょう。

そこで止まってしまうと、物事の捉え方が単純な人です。

簡単に騙される人です。

テレビは国民を洗脳するために作られたという話もあります。

でも、そこで、どうしてそんな悪いことをしたのだろう、本当にそんなに酷いことだったのか、客観的に事実だけを報道しているのか、犯人はどんな悩みを抱えていたのだろう、どんな生活をしていたのだろう、自分は同じようなことをする可能性はないのか、自分が犯人の立場だったら、自分が被害者の立場だったら、自分が報道の立場だったら、自分が犯人の家族だったら、とかいくらでも考えられます。

テレビでは一方的な報道しかされません。

ひとつの物事でも、いろんな角度からの視点で見られるようになると、単純にテレビの中の人が ”こいつは悪い奴だ” と言っても、本当にそうなのか、自分で考えることができます。

他人の意見をそのまま受け入れてしまうと、騙される確率は上がります。

騙されないために多角的な視点を持つというのは効果的ですが、心の成長のためにも非常に大切です。

ネットやテレビでは誰かを吊し上げて、非難を集中させて、みんなでいじめるようなことをします。

これって大人のすることでしょうか? 幼稚なことだと思いませんか?

心が成長すると、いろんな物事や人を受け入れられるようになります。

自分自身に対しても許すことができるようになります。

表の部分だけを見て判断せず、何か心に引っ掛かるものがあるときは、深掘りしてみましょう。

自分のトラウマと向き合わないといけない時もあります。

嫌な思い出とか、感じたくない感情も出てくるでしょう。

でも、そこから逃げると、そのうち、同じことが再び起こります。

心の問題は一旦忘れたつもりになっても、解決していないといずれ思い出さないといけない時がやってきます。

解決するまでその繰り返しです。

だから自分と向き合うのが嫌になるかもしれませんが、物事を多角的に見るようになってくると、自分や他人を許すことができるようになるので、自分と向き合って心の問題を解決することができます。