男性性と女性性

男性性と女性性とは、言い換えると、男らしさと女らしさと言えるかもしれません。

男性性とは、支配、攻撃、分析、比較、評価、判断、倫理的、決断力、積極性とかの性質です。

女性性とは、共有、共存、安定、受容、包容力、感覚的、感性、直感、柔軟性とかの性質です。

男性も女性もこのどちらの性質も持ち合わせていますが、個人によって、その比率は違います。

通常、男性は男性性、女性は女性性が強くなります。

この社会構造は男性優位になっているので、支配的なピラミッド社会になっています。

支配する側とされる側が存在し、マウントの取り合いになります。

なので、ストレスは溜まりやすい社会構造です。

でも、日本は和の国と言われます。(言われていました?)

これは日本の文化が、西洋の国よりも女性性が優位だったからだと思います。

八百万の神という言葉も日本独特で、万物に魂(神)が宿っていることを感じていたのでしょう。

男性性と女性性のどちらが良い悪いというのはありません。

ただ、男性性が強い社会というのは、和を重んじてきた日本人には合わないのだと思います。

和の精神というのは、利己的ではなく、利他的な考えです。

自分より他人を優先するということです。

しかし、今の日本の社会では、マウントの取り合いでストレスが溜まって、自分より下の人を作って優越感に浸る、または、趣味やお酒とかで一時的に嫌なことを忘れるようにして、なんとか生活している感じがします。

これでは一生、ストレスとお友達です。

健康な老後なんて過ごせません。

だから、男性も女性も、女性性を今より少し優位にする考え方に変えていく必要があります。

それが本来の日本人です。