前向きネガティブ

このブログを読んでくださり、ありがとうございます。

前向きであること、ポジティブであることは良いことという認識ですかね。普通は。

でも、高い視点から見れば、物事には良いも悪いもありません。

頑張って前向きに生きよう、ポジティブな心で頑張ろうとするのが良いことだと思うのが当たり前だと思いますが、そういう人に限って、心が疲れてしまいます。

良いことをしているのに心が疲弊していき、最後は精神的な病気になるとか、変ですよね。

僕はこの状態を前向きポジティブと呼んでいます。

いつも前向きであろうとすると、ネガティブな感情が出てきた時に、それに蓋をしてしまって、無かったことにします。

また、頑張れない自分を否定します。もっと頑張らないと、とさらに自分を追い立てます。

誰かに急かされているのではなく、本当は自分で自分を追い込んでいます。

焦っている時というのは、そういうことです。

状況や他人が自分を焦らせていると勘違いしているのです。

僕も仕事をしている時、焦ることが多々ありました。

でも、実際は、周りの人はそこまで僕を追い詰めていないのです。

約束を守らないと信用を失って、この先生きていけないとか、とても大袈裟な思考が働きます。

それは自我の機能だからです。

自我は肉体を維持するため、自己防衛本能に従って自動で思考します。

危険を回避するには役に立つのですが、思考が強い、つまりは理論とか証拠を重要視している人は、自己防衛本能が過剰に働いて、そこまで深刻でないことも、深刻に捉えてしまいます。

そして焦ることで失敗し、自己否定します。

なんだかわからないけれど、追い込まれる感覚が出てきてしまう、よく焦ることがある人は、心配性とも言えます。

実際、人は他人にそれほど興味はありません。ちょっと迷惑をかけたからといって、命を取られることはほぼありません。

スピリチュアルに興味があって、引き寄せの法則、感情を手放す、潜在意識を変える、アファメーションとかやっている人も迷子になることがよくあります。僕もそうです。

僕も色々試しましたが、結局、良い悪いの判断が入ってしまい、ネガティブな状態はダメと無意識にジャッジしていて、それこそがネガティブだということに気づきました。

ネガティブでも良いんです。

あるがままの今の状態を肯定すれば良いんです。ネガティブになっても当たり前なんです。

ネガティブな感情が出てきた時、ダメだと思うのではなく、ただ作業として感情を感じ切って手放すように心がけると良いかもしれません。

部屋にゴミを発見したからといって、その部屋はダメだとは思わないでしょう。

それと同じで、心のゴミを発見したからそのゴミをゴミ箱に捨てるだけのこと。

そして、ネガティブな感情は毎日出てくるのが当たり前です。

部屋だって、一回掃除しても、また次の日も埃は出てくるでしょう。

毎日、毎日、ネガティブな感情が出てきたら掃除する、の繰り返しです。

それで良いんです。ネガティブを悪者にしないでください。

この世界は陰陽☯️でできています。

ポジティブすぎるのもネガティブということ。

過ぎたるは及ばざるが如しです。

心が疲れた時は、頑張るのをやめて、自然体を心がけましょう。