ストレスを減らす方法
ストレスは万病の素って聞いたことないけど、僕はそう思います。
幸せな毎日を過ごしたければ、ストレスに強くならないといけないと思っている人は多いでしょう。
学校教育はストレス耐性を強化するためにあるって言ってる教師の方もいるわけですから。
でも、50代や60代の会社でも地位のある人が会社でもそうだし、コンビニとか、外で怒り狂って喚き散らしているのを何度も見たことがあります。
これって、ストレスに弱いってことじゃないの?
ストレスに弱いから、周りに当たり散らしているだけのように見えます。
僕自身、歳をとると、ストレスがすぐに体の反応として出るようになりました。
若い頃も出ていたのでしょうが、無視していたんでしょう。
いろんなことを我慢して、ストレスが発生し、それを発散するため、お酒を飲んだり、趣味に没頭したり、でも、二日酔いとか、無駄なお金を使って後悔したり。
これでは、マイナスになった気分をゼロに引き戻すのが精一杯で、プラスの幸福感には程遠い感じです。
ストレスは耐性をつけるものじゃなくて、ストレス自体を無くす方向に向かわないと、解決しないと思います。
じゃあ、どうすればってなりますよね。
一つは、正しいと間違いの判断基準、そういう価値観を手放すことです。
もう一つは好き嫌いを無くすことです。
これらを実行するには、自分の嫌なところを見る必要があります。
普通はそれが嫌なので、いつまでもストレスと共に生活することになります。
自分を否定することにつながり、心が折れそうになるので、自分の嫌なところなんか見たくないのが本音です。
でも、ここが勇気の出しどころなのです。
他人の言動を見て、嫌だなぁ、腹がたつ、頭にくる、って感じた時はチャンスです。
それを相手にぶつける前に、まずはその感情を感じ切ってください。
相手に文句を言っても解決しません。
そんな無駄なことはやめて、まずは自分の中を整理しましょう。
そして、なぜそう思ったのか、そう感じたのか、何が嫌だったのか、自分のどういう判断基準からくるものなのか、考えてみましょう。
同じ状況に他に誰かがいるとき、その人は自分と同じように感じていないと思いませんか?
自分が怒ってても、その人はそれほどでもなかったり。
その差はそれぞれの価値観、判断基準からくるものだからです。
価値観、判断基準は人それぞれ違うということ。
自分が正しいとするなら、それと違う人はみんな間違っている、そんな思いが根底にあります。
それは学校教育で正しい答えはひとつしかないと、勘違いさせられてきたから。
価値観が違う人同士がいくら話し合っても平行線で、何も解決しないのは、これが原因です。
本当は、”正しい”の反対は”間違い”ではなく、”正しい”の反対は”別の正しさ”なんです。
自分自身を知っていけば、このことはわかってきます。
だから正義感が強い人ほど、この罠にハマりやすいです。
だからと言って、自分が間違いだ、自分を訂正せよとも言ってません。
正義と悪、正しいと間違いの考え方が定着してしまっている人は、自分が悪いから悪いことが起こったとか、自分を正さなければって自己否定してしまう傾向があります。
でも、これをやってしまうと、逆効果。何も進展しません。
難しいですが、自分も正しいし、相手も正しいと認められたら、ストレスは一気に減ります。
まずは、自分を認めるところから。
他人を認めていない人は、自分の中の何かを認めていない、自分の嫌いなところを認めたくない思いがあるはず。
自分の嫌いなところを嫌ってフタをしたり、遠ざけるのではなく、それで良いんだと、自分を認めること。
全ての物事に良い悪いはないんです。
ただ、親、先生、上司から、良い悪い、正しい間違いの価値観を植え付けられながら育ってきただけ。
人類全体に共通する正しい価値観なんてありません。
学校教育では、正しい答えを見つける訓練をされますが、人生においては最初から正しい答えなんてないのです。
自分が正しいと思ったことが自分にとっての正しさ。
ということは、自分の考え方の癖は変えられるってことです。
他人は変えられないけど、自分は変えられる。
そうすると、今まで腹が立ったことでも、まぁいっか、ってストレスではなくなってくるんです。
自分を苦しめる正しさなんて、無くって良いのです。
不良で良いんです。ヤンキーになれとは言ってません。良い子ほど辛いものはないのです。
”良い子”って誰にとって良い子なんでしょうね。