物質主義の終焉

今は物質至上主義の社会となっています。

物をたくさん持つことが豊かであり、それが幸せという価値観の世界です。

目にみえるものしか信じない世界です。

もう、これは終わりに近づいている感じがします。

僕が子供の頃から石油がなくなるとか、自然を守ろうと言っていたのに、有効な手段は何も講じられることなく、数十年が経ちました。

その結果、SDGsとか、サステナブルとか言い出しました。

意味は ”持続可能な開発目標” らしいですが、”人類はもう持続不可能なんじゃね?” と言っているようにしか聞こえません。

考え直す時間なんていくらでもあったのに、お金儲けが優先され、自然を破壊し続けました。

それも意図的に。

結局のところ、SDGsとか言っている人たちがそれをしてきたのであって、また違う方向でお金儲けをしようとしているだけです。

本当にそれで豊かになったんでしょうか?

物質主義で突き進んできた結果が今です。

しんどい世の中になってませんか?

僕も数年前までは、そうは言っても、他に生きていく方法なんてないし、周りに合わせて生きていくしかないと思ってました。

でも、縄文時代の日本人が平和に暮らしていたこと、その人たちの精神がどうだったかを知っていくと、生き方って一つではないことがわかりました。

縄文の人たちは自然や自分を大事にすることで、調和を保っていました。

自分を大切にするというのは、わがままになるとか、利己主義ということではありません。

縄文時代は1万5千年も続いた平和な時代でしたが、その後、物質主義の社会は2千年ほどしか経っていません。

急速に科学は進歩しましたが、それに精神性がついていっていません。

最新の技術はいつも兵器に使われます。

物の豊かさから心の豊かさを大事にする時代が来ているように思います。

どちらが良い悪いではありません。

平和だった縄文時代も、物質主義に移行してしまったのですから。

諸行無常ということです。万物は常に変化しているということです。

今、苦しさを感じている人は、方向転換しないと、この先も苦しいまま生きていくしかありません。

社会が変化するのを待っていても、辛いだけです。

そもそも社会が変化するには、自分自身が先に変化する必要があります。

誰かに変えてもらおうとか、そんなのは期待外れに終わります。

今まで誰も良い社会に変えてくれなかったのがその証拠です。

良い社会にしようと頑張ってくれた人はたくさんいましたが、それを阻む人たちもたくさんいました。

状況を良くするには、自分を変えるしかないのです。

自分の価値観を変えるしかありません。

自分が変われば、周りの人も変わります。

自分が見ている社会の印象も変わります。

誰が社長になるとか、首相になるとか、全く関係ありません。

全ては自分次第です。