頑張る
頑張ることはやめました。
幸せにならないから。
”頑張る” という場合、大抵は他人に勝つためです。
”自分に勝て” と言う場合もありますが、自分に勝つとはどういう意味でしょうか?
何かの目標を達成するかどうかということ?
それを達成した時、達成感はあるでしょうが、他人と比較して、まだまだ努力が足りないと思ってしまいませんか?
ということは、頑張るとか努力するというのは、結局、他人に勝つためにやっていること。
それはマウントの取り合いが永遠に続くということ。
そこに平和もないし、幸せもありません。
勝つということは負ける人がいるということ。
子供の頃、部活でバスケットボールをしていましたが、勝っても複雑な気持ちでした。
でも、幸せになるためにはそれしか方法がないと子供の時から教え込まれてきたから、お年寄りや大人は子供に対して頑張れ、もっと努力しろと言います。
子供だけでなく、大人同士でも同じで、もっと頑張って仕事しろ、努力が足りん、って言います。
好きなことをしている時、頑張っていますか?努力していますか?
例えば、ゲームが好きで朝から晩までゲームする時、頑張ってゲームしようなんて思いませんよね。
好きこそ物の上手なれという諺がありますが、そういうことです。
好きなことは勝手に上達します。努力という感覚なしに。
でも、好きなことを仕事にした時、強制的にやらされたり、目標を決められるので、嫌になってしまいます。
だから、好きなことを仕事にしただけでは幸せにはなれません。
幸せになるには、好きなことをして、頑張ったり、努力や我慢をしないことです。
無駄と思われていることの方がおもしろいのです。
頑張ることが悪いことではありません。
そういう経験もあるから、人生は面白いのです。
頑張るのをやめるには、相当な勇気が要ります。
その開き直りが幸せへの第一歩です。諦めではありません。
なんとかなる、大丈夫という感覚です。諦めるのではなく、自然に任せる感じ。
例えば、主婦の方なら、たまにはご飯を作るのをやめるとか。きっと家族の誰かがなんとかしてくれます。
会社員なら、自分がやらなければという思いは捨てて、自分で処理できない仕事はちゃんと他の人に頼みましょう。なんとかなりますし、それで他人からの評価は下がりません。
そこに罪悪感は必要ないです。それは自分の価値観で判断していることであって、それ自体が支配者による刷り込みです。 ”頑張らなければならない” というのは自分も他人も見えない鎖に繋いでいる価値観です。
あなたが頑張ることで一番利益を得ているのは、あなたを支配している人です。
この社会は支配者に都合の良いようにできています。
だから頑張って支配者側になろうとするのも良いでしょう。
でも、それは永遠に続く道です。
支配者、リーダー、指導者って本当はそんな人たちがいなくても平和に暮らせるのです。
そういう人達がいるからこそ、平和な社会にはなりません。
頑張って上を目指すのか、支配から抜け出すのか、選択は自由です。
もし、辛い思いをしているなら、勇気を出して、頑張るのをやめてみましょう。
自分が空回りしていたこと、頑張らなくても大したことなかったとわかるでしょう。