ネガティブとは
このブログを読んでくださり、ありがとうございます。
ネガティブ思考はやめましょう、ポジティブ思考に変えましょう、とよく言われますよね。
ネガティブというのは、否定や消極的、ポジティブというのは、肯定や積極的という意味です。
それでは、次のうち、ネガティブなのはどれでしょうか?
向上心、承認欲求、正義感、完璧主義、努力、頑張る、我慢、批判、比較。
どれも普通に使われる言葉ですが、その言葉自体がネガティブというよりは、その裏にある心理がネガティブなもの、ということで選んでみてください。
答えは、全部です。全部ネガティブです。
向上心というのは、今の自分がダメだからもっと優れた存在にならなければ、ということなので、自己否定です。 それを他人の承認で満足感を得ようとしているのが承認欲求です。自分で自分を認めていないということです。
正義感は、意見が違う相手を悪、敵とみなし、否定しているのでネガティブ。
完璧主義も不完全を否定。そもそも完璧って何を持って完璧と言うのかという問題もありますが、向上心に近い感じです。
努力、頑張る、我慢は、嫌なことだけれど、仕方なくやるという感じです。これは、自分のやりたくないという気持ちを否定しています。
他人を批判するのは、そのまま否定です。
比較も、ただ比べるだけではなく、普通はそこに優劣を考えます。そして、劣っているほうを否定します。
これらの感情なり、行動をしてはならないということではありません。
世間の常識に囚われている自分に気づいてください。世間の常識は支配者の都合がいいように心理操作されたものが多いです。
頑張ったり、努力して、自分の限界を知るという挑戦をするのも楽しいことです。
でも、必ず苦痛も伴います。ストレスが溜まります。
それに飽きたら、これらの自分のネガティブな思いや行動を見直してみましょう。
その時に陥りやすいのが、ポジティブであるべきだ、とネガティブを否定することです。
これは偽物のポジティブさです。ただのポジティブモンスターです。かえって辛くなります。
そうではなく、ネガティブさを肯定しましょう。
でも、こんなネガティブな思いや行動をしているのは、地球上で人間だけです。
他の動物や植物は、自然に生きています。逆に言うと、ネガティブに生きることができるのも、人間の特権かもしれません。
向上心がなくったって、好きなことは自然に上達します。
非常識でも生きていけます。他人に迷惑をかけるということではありません。考え方が常識にとらわれないということです。そうすると、心が楽になります。
まずは自分のネガティブさを認める、そのネガティブさが必要かどうか考える、ネガティブさが必要ないと分かればそれを手放す、という順で自分に向き合ってみてください。